ジュエリーとアクセサリーの違い
天然石を使用した装飾品が、市場にたくさん出ています。その中でもジュエリーとアクセサリーにはどのような違いがあるのでしょうか。
ジュエリーとは、宝石と貴金属を使用してつくられたものですが、地金の品質が違います。地金が18金以上の金やプラチナなど財産価値が非常に高いもので、天然石及び人工の宝石素材のみを使用してつくられたものです。そのため、ジュエリーの装飾品は相応に費用がかかり、用途としては婚約指輪など大切な記念日に使用することを目的として購入される場合が多いです。
アクセサリーとは、ガラスや樹脂の素材を使用した合金の素材を使用した装飾品です。天然石などを使用したものも市場に出ていますが、ジュエリーの素材よりも財産価値は劣ります。そのため、専門店にて殆どのものを手頃な価格で購入できます。ハンドメイドの通販やお店で天然石ジュエリーとして販売しているアイテムの多くは、アクセサリーに該当します。生活場面での装飾品やパワーストーンのアイテムの一つとして、購入するものがこちらに該当します。
一方、アメリカやイギリスなどの外国では、装飾品はすべてジュエリーと名付けられています。その上で、高価なものはファインジュエリー、貴金属以外の素材でつくられたものはスチームジュエリーと呼ばれています。海外旅行先で装飾品を購入する際には参考にしてください。
市場では、それぞれに銘柄を使い分けています。品質を見極めた上で、それぞれの用途に合わせて購入することがおすすめです。それでも品質価値についてわからないことがあれば、専門店で相談をすることで詳しく教えてもらえます。
天然石の種類について
天然石の種類は、大きく分けて2種類あります。まず、貴石とは、希少価値があり石の硬さが7以上であり、1単位の値段も相応に高いタイプのものです。具体的には、ダイヤモンド、サファイア、ルビーやエメラルドの4大宝石がこちらに該当します。その他、硬度7以上のものや美しい外観を基準としている場合もありまして、その種類もたくさんあります。しかし、日常生活場面で使用する場合は、とてもデリケートなアイテムですから、扱い方によっては簡単に割れてしまうこともありますので注意が必要です。
半貴石とは、産出量が多く、高度も比較的低いものです。そのため、相応に価格もお手頃です。クオーツという鉱物がこちらに該当します。市場によく出回っているタイプのアクセサリーとしては、シトリンやラピスラズリなどが該当します。誕生石やお守りとしてネット通販や神社などで販売されていますが、その多くの種類がこの素材を使用しています。しかし、このタイプのものでも、作る方の技術一つで、見た目も貴石と変わらないものがたくさんあります。
アクセサリーなどで販売しているものは、使用している石によって価格は大きく変わります。しかし、半貴石でも手間暇かけて高い技術によりつくられた商品は、販売価格以上に価値があるものもたくさん存在します。商品を購入する場合には、この2つの違いは大いに参考になりますし、捉え方によっては購入時に手ごろな価格であっても、長く楽しめるアイテムの一つとなります。
お手入れの仕方
日常生活において、天然石アクセサリーを身につけることがありますが、汗やお化粧の痕が付着することで、汚れや品質の劣化へと繋がります。そこで、手入れの仕方についていくつかご紹介いたします。
とても傷つきやすいものなので、眼鏡クロスなどの柔らかい布で汚れを除去してください。洗剤などの薬剤を使用すると、石の色を変質させてしまう可能性がありますので、控えましょう。猛暑日など汗のにおいが気になる方は流水による洗浄も出来ますが、種類によっては水に弱い石もありますから、乾拭きなど品質に合わせた対応をする必要があります。また、クラックの入っているタイプのアクセサリーもありますが、水分が入ることでそれをふさいでしまうことがあり、最悪の場合品質の劣化に繋がることがあります。また、細かい部分の手入れは、歯ブラシなどの毛先が柔らかいものを使用して、汚れを除去することがおすすめです。
保管する場所としては直射日光のあたらない場所など、劣化しやすい場所を避けることが大切です。手入れの頻度に関しては、概ね一か月に一度の手入れが目安です。しかし、汗をかきやすい方など、体臭が気になる方は頻繁に手入れをした方がいいでしょう。長期間手入れを怠ってしまうと、品質の劣化に繋がりますので注意してください。
それでも、自分で手入れすることが面倒だったり、手入れ方法に不安に感じている場合は、専門の業者に依頼することで品質管理をすることも可能です。相応の技術にて対応してくれますから傷つけることなく高品質な状態を維持することができます。それぞれの用途に合わせた定期的なメンテナンスをして、天然石アクセサリーでのおしゃれを長期間楽しみましょう。