パロサントについて

英名:Palo santo
和名:パロサント
学名:Bulnesia Sarmietoi
その他の名称:緑壇、グアヤカン、Retama、Vela、Palo balsamo
緑檀(りょくだん)として知られているが日本ではあまり流通していない。



科目について

科目:ハマビシ科

※リグナムバイタ(ユソウボク属ハマビシ科の常緑高木)に仕様目的や用途が似ているため、Bulnesia Sarmietoiは『アルゼンチン リグナムバイタ』『アルゼンチン リグナムバイタ』と称して取引された。

また、アロエベラ、ベラウッド(アロエベラウッド)と称されることもあるが、これらはBulnesia Arborera (ハマビシ科)により近い。他にも通称でパロサントス(スペイン語で聖なる木)と呼ばれることもあるが、パロサントスの意はあいまいである。イボガ(キョウチクトウ科植物)と呼ぶ地域もある。

その他の用途

●外観
辺、心材の区別は明瞭。辺材は白黄色、心材は黄褐色又は褐色で緑色がかっている。 滑らかで光沢のある濃色の縞帯をもつ。多くの樹脂と油物質を含み、よい香りがある。

●材質
非常に重く、非常に硬い。硬さの為、加工は困難である。耐久性は非常に高く、菌や虫への抵抗性もある。

●効能
鬱病予防、発汗促進、利尿作用、リウマチ、肺血病、皮膚病(カビ菌)、気管浄化作用。

●様々な用途
美しい木目とよい芳香を生かし、高級用品に用いられる。
数珠、容器、花瓶、ステッキなど。中国では白檀の様に高価で、念珠にもされる。
同じハマビシ科のリグナムバイタと材質がよく似ており、ともに緑壇と呼ばれる。
パロサントは「神の木」の意味で、樹脂の多い心材部が教会の薫香に用いられたことから名づけられた。
一般的に、そのアロマテラピー効果は精神安定の効果があるとされる。

●希少性
パロサントの木は、現在、過剰な伐採を防ぐために政府によって保護されている。
原産地はアンデス(ペルー)で、現在は絶滅の危機にあり、製造輸出元では植林を行っているよう。
売られているものは、その間伐材などを利用しており、売上の一部は植林の費用にあてているという。

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スピリチュアル世界におけるパロサント

*英語ではHolly Wood とも呼ばれる。(パロサントはスペイン語) *かの幻のインカ帝国。その当時の人々からは「聖なる棒=神の樹」と呼ばれ、この木を身近に置くだけで「幸せを呼ぶ」とも言われ、香りと、その燻煙は悪を追い払うと信じられていた。

伝統的に、パロサントはスピリチュアルのオイルとしてラテンアメリカの原住民の人々に知られていた。

伝統はインカの時代までさかのぼって、ネガティヴなエネルギーの空気を浄化し清めるために使用した。パロサントは、南アメリカの伝統的な民族植物の薬剤で使用される最も重要な木のうちの1つである。蚊を忌避するためにインセンスとして広く使用されている。

木は煎剤にされて、熱、感染症および皮膚疾患のために服用される。アンデスのシャーマンによって儀式の悪霊を取り除くのに今なお広く使用されている。

心身の浄化や場のクレンジング、サイキックアタック、不幸や災難を取り除くのにとても効果的な香木とされる。

「聖なる木」パロサントは、インカ帝国の最も知られた香で、儀式のときには盛んに焚かれた。現在もアマゾンのシャーマンが浄化やヒーリング、アヤワスカなどの儀式を行うときに、場を清める香として焚いている。

※アヤワスカとは・・ アヤワスカとは南米アマゾン川流域に自生する植物で、その樹皮といくつかの薬草を一緒に煮出した汁を飲むと、強い幻覚作用が得られるという。激しい嘔吐や下痢を伴うが、それにより体内の不浄なもの、ネガティブなものをすべて吐き出し心身が浄化されると云われ、こういった内容の儀式の呼称となっている。

パロサントの芳しい香りにひかれてよい精霊が集まって力を貸してくれる一方、悪い精霊は追い払われるといわれている。

木片の場合には煙が多く立つので火をつけてすぐ消しても、ウッディーで甘めの香りの中にきりりとした香りが空間にたち、晴れやかな気分をもたらす。

スマッジすれば家の中の浄化にも使えるし、パワーストーンなどの浄化にも使える。

和名では祈りの儀式に使われた事から「祈りの木」として古来から神に祈りを捧げるときに使用されていた。

中国では白檀の様に高価で、念珠にもされており、英語ではHoly Wood とも呼ばれている。人の気や、場のエネルギーを受けやすい人には、香りを嗅ぐと身体からスーとする感じがあります。また瞑想前に焚くと場の浄化にも心身のリラックスにもなる。

チャコールに火をつけ、削ったパロサントをくべてみると、初めて出会う香りのはずなのに、懐かしい気持ちになってしまう。焚いた香りはバニラより安息香に近く、火を使う前後の香りの違いに驚かされる。

使用方法について

1/クローゼットに入れて虫よけに。
2/お風呂にそのまま浴槽に浮かべて「神の湯」に。
3/玄関や、お部屋に飾りながら、空間浄化として。
4/削って、チャコールで焚く。(インセンス、浄化として)
5/枕元に置いて「安眠用」に
6/インスピレーション次第で。。。

ホワイトセージと同じように焚く場合・・・

(1)火をつけて煙を出す

(2)煙が出たらOK、火を消して煙を用いて浄化をする。(使い終わったら燃えている部分の火も完全に消す)

必ず耐熱皿の上で火を付けること。
煙が出たら火を消す。一度火が付くと燃えやすいのですぐに火を消すこと。
火が大きくなるのを防ぐ為に一回分ずつ削って焚く使用法もある
置いてるだけでも清々しくて甘い香りがするのでクローゼットに入れて虫除けにしたり玄関や部屋にそのまま置いて浄化したりするのも良い。
また、水蒸気蒸留してヒーリングオイルやスピリチュアルオイルとしても使われているという。

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