天然石とパワーストーンの違いや用途
より効果的に使うためには、天然石とパワーストーンについて正しい知識を持つことが大切です。厳密に言えば二つは同じ意味ではありません。天然石とは、世界各国で採掘される石の総称で、合成されていないものを差します。その中でも人に働きかけるなど何らかのパワーを持つ石をパワーストーンと呼びます。ほとんどのパワーストーンは天然石だと考えても構いませんが、意味はイコールではないため注意が必要です。
石には願いを叶えたり健康になったり魔よけになったりとさまざまな効果があるとされ、古来より、お守り用に石を身につける風習がありました。近年ではパワーストーンと呼ばれています。これを身につけて大切に扱うことで、メンタルが安定し、ポジティブになれると信じられています。
天然石の主な用途としては、アメシストのように家のリビングや寝室などで置物として使ったり、インテリアの一部として商材に使ったり、鉱物としてコレクション用途にしたりと、原石の状態で使用されるケースが多いです。一方パワーストーンは、ネックレスやブレスレットなど、身につけるアクセサリーとしての用途がよく知られています。他にも、財布などに入れるお守り用として使われます。
人気のあるパワーストーンとその効果
近年、天然石やパワーストーンの種類は増えていますが、やはり古くからある石は人気の高いものとなっています。インターネットがない当時から広まっているということは、それだけ多くの体験談が存在するわけで、多くの人が実際に使っていると考えられます。効果の高さと人気は比例していると言って差し支えありません。
恋愛運があるとされるのは、ローズクォーツやインカローズです。ローズクォーツは癒しを与えてくれるため、失恋などで恋愛に臆病になっている人に効果があります。インカローズは人を愛する喜びを教えてくれます。周囲に魅力をアピールすると言われるので、異性にモテたい人にもおすすめです。
タイガーアイとルチルクォーツは仕事運と金運で有名です。タイガーアイは厄から身を守るためミスの軽減につながり、セクハラやパワハラなど各種ハラスメントの被害も避けられます。ルチルクォーツはギャンブルの場でよく見られます。上手に使うためには浄化をして適度に休憩させることが重要です。人間関係に悩んでいる人に人気なのはアクアマリンやオブシディアンです。アクアマリンは口下手な人に、オブシディアンは中傷や嫌がらせにあっている人に効果があります。
メジャーなところでは、健康運やお守りとして愛用される翡翠や水晶があります。水晶は願い事を叶えたり悩み事を解決したりする作用があり、特に日本産とヒマラヤ産の石が人気です。翡翠も水晶と並んで万能型のパワーストーンであり、悩みに集中的に作用します。こちらも日本産が人気です。
正しい浄化方法を知っておくことも重要
天然石やパワーストーンは定期的に浄化することが大切です。浄化することで、もともと持っているパワーを最大限に引き出すことができるようになります。浄化は初めて購入したときやパワーが弱くなったと感じたときに必要で、目安としては1カ月から2カ月をめどにして定期的に行うことをおすすめします。浄化にはさまざまな方法があり、すべて知識として知っておくと便利です。
一般的なのは水晶を使う方法です。ブレスレットやネックレスなど、アクセサリーとして加工された石によく使われます。水晶クラスターの上に石をのせ、一晩から三日ほど置いておくだけで効果的に浄化されます。水晶クラスターはアクセサリーだけではなく空間の浄化にも適しているため、普段から家の玄関やトイレなどに置いておくと良いでしょう。
ホワイトセージを使う方法もあります。ホワイトセージをいぶして出した煙に石をくぐらせるもので、古くから行われています。これは火を使うため場所に注意が必要で、耐熱性のある器で行うことが推奨されています。スプレーなど浄化用ミストを利用する、火を使わない方法もあります。ホワイトセージを使う場合も、水晶クラスターと同じく空間の浄化ができます。
他には、天然塩による浄化もあります。岩塩など精製されていない天然塩を使用し、上に石を置いたり中に埋めたりします。4時間から6時間程度放置して、最後に塩を洗い流してよくふき取るようにします。気をつけるポイントとして、タイガーアイやヘマタイトなど塩分に弱い石には使えません。この場合は他の方法をとるようにします。塩は昔から魔よけやお祓いに使われており、同様に空間浄化の作用があります。ひとつまみ撒いたり玄関先に盛ったりすることなどで効果が見込めます。
これら以外に、日光や月光を使う方法もあります。日光であれば日差しの入る窓際に置きます。月光であれば満月の夜もしくは新月から満月までの間に月のパワーを取り入れるようにします。日光や月光にも空間浄化の効果があり、日光は明るい気で空間を満たして活性化させ、月光は空間を落ち着かせて気を鎮めるとされます。うまく部屋に取り入れることが大切です。