ブラジル買付日誌 No,5 ~水晶研磨工場の様子~
水晶研磨工場の様子

ミナスジェライス州で採掘された水晶。各メーカーさんにて、クラスターやラフストーンの状態で販売する事の他に、メーカー独自で丸玉やポイントの加工も行っています。買付に行った際に撮影許可をいただいた貴重な工場の様子をご覧下さい。
数人の作業員で水晶の原石から研磨を行い、丸玉を製作しています。 仕上がりからは想像するのが難しいくらい、現場では原始的な機械にて作業が進められているのです。 この様子からも、丸玉を1つ作るだけでも、いかに大変かが伝わってきます

水晶玉と一口で言うのは簡単ですが、一日程度で作れるものではありません。 ブラジル産の丸玉は基本的に手作業で製作しており、専門の職人が一日中石を磨いています。
ポリッシュポイントのエッジを立てる研磨も技術を要しますが、丸玉をより真円に近づけるのも、たいへん難しい作業です。 出来上がった丸玉を眺めていると、よくもこんなに丸く作ったものだと感心させられます。


丸玉を製作する初期の段階です。 まだ、ぼこぼことしており、ここから角を落として徐々に丸くしていきます。
まだまだ荒削りですが、この不透明な感じの丸玉が磨いて行くと、私たちが普段見かける透明度の高い水晶丸玉にとなります

ようやく角もなくなり、丸玉になりました。 まだ、フロスト状ですので、ここから丁寧に磨きを掛けて、仕上げを念入りにしてから、やっと商品になります

直径1m以上の丸玉を製作する為の装置です。 何をどうやったら作れるなか、どうやって動かすのかなど、見ただけではまったくわからないですが、かなりの大掛かりでたいへんな作業となることは確実です。

大玉を作る為の天然石原石。 クリアーな部分は殆ど無く、磨いても透明度の低い真っ白な丸玉しかできません。 しかし、年間で数十個は需要があるそうです。真っ白といっても、値段がいくらするのか、、
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