ブラジル買付日誌 No,1 ~出発編~

今回は地球の裏側、ブラジルへの買付日誌です。
弊社では、年に数回ブラジルより、水晶やアメシストを中心とした原石を直輸入しております。
数回の内の1~2回は、バイヤーが現地に向かい、石のメーカーさんを廻り、厳選した商品を仕入れております。高品質のトマスゴンサガ産の水晶、アメシストのカペーラなどが、仕入れの例ですね。やはり、直接石を見て交渉し厳選した商品をお客様の元に届けたいという想いがあります。

さて、実際に現地に買付に行くといっても、まずは到着するまで非常に時間がかかります。
最近のルートは、日本(成田空港)からカタール航空にて、ドーハまで約13時間。4~5時間のトランジットを経て、ブラジル・サンパウロへ。こちらは約15時間のフライトです(泣)
簡潔に記載していますが、成田からは夜出発の為多少寝れますが、ドーハからは地獄です。
機内は満席、日本人皆無、1人、寝れない、身体に悲鳴が、、、これは何度経験しても大変です。少しエコノミー症候群になる方の気持ちが分かります。

長時間のフライトを経て、ブラジル・サンパウロに到着すると、現地のバイヤーさんと合流するので一安心です。 サンパウロには、弊社とは昔からお付き合いのある会社があり、ブラジル出張の際には、色々とお世話になっております。 日本食やお酒など、日本文化溢れる大都市サンパウロは来るたびに良い刺激をもらいます。

では、翌日より買付開始です!
まずは、ブラジル国内線にて、ミナスジェライス州へ向かいます。約1,5~2時間のフライト。
余談ですが、ブラジルの国内線は搭乗口がギリギリで変更になる事は当たり前です。放送や電光掲示板を見ていないと走るハメになります。



ミナスジェライス州の空港に到着したら、レンタカーを借りて、コリントやジアマンチーナなどの街へ移動します。 こちらも車で約3~4時間の移動。ジアマンチーナまでは、さらにプラスで2時間。。。 この長い長い移動時間を経てやっと、石の買付が出来ます。今までの日本からの移動時間を足してみてください。。。

また、移動中には。。。





こんな感じで、側道には水晶がいたるところに落ちています。
どこでも採れますが、ほとんどは商品にはならないラフのような状態です。
簡単に採れると言いますが、世界第5位の国土を誇るブラジル。ミナスジェライス産の水晶といっても、広大な面積のどこを採掘すれば綺麗な水晶が採れる?そんな事は誰にもわかりません。
現地の採掘者たちの今までの経験、採掘現場の近くを掘る、などの努力があって水晶は採掘され、地球の裏側の日本、我々の元に届くのです。簡単ですが難しい。ましてやクラスター状のような、上質の水晶が採掘されるのも少ないので、いかに弊社の扱っている水晶が希少か、自分たちも再認識させられます。

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